飛ばせる地クラブ | コンポーネントブランドの紹介
2023/06/05更新
人気の高い地クラブメーカー、飛ばせる地クラブ、地クラブのドライバー、アイアンなどを紹介します。地クラブはパーツで売られてることもありコンポーネントブランドとも呼びます。
地クラブとは
地クラブとは、コンポーネントブランドのことです。各地方の工房やメーカーでつくられているゴルフクラブ、または各パーツのことです。正式には、コンポーネントブランドと呼びます。
地クラブは重心設計と徹底管理された反発係数の高さにより、飛び性能が高いモデルが多いです。
飛ぶドライバーを探しているのであれば、地クラブは外せません。
地方のクラブだからということで、総じて地クラブと呼ばれていることが多いですが、専門家は コンポーネントブランドと呼びますし、それが一般的です。ただ、地クラブという言葉が浸透してしまったたので、地クラブという呼び方で統一をしています。
全国には多くの地クラブがあります。一般的に市販されているドライバーでは、体験できないような飛距離を得ることができる、素晴らしいクラブ作りをしているメーカーばかりです。
タイ出身のポラニ・チュティチャイがヨネックスレディスで優勝をしました。そして、使用していたドライバーが地クラブのBALDO(バルドー) だったということが話題となっています。
地クラブのドライバーで名器は?
地クラブのドライバーで名器といえば、jBeamFXBM435ドライバーでしょう。クレイジーのシャフトに合わせたヘッドであれば、CRZ435ドライバーです。どちらもドライバーヘッドの重心設計は殆ど同じです。登場してから既に8年以上経過するドライバーヘッドですが、重心位置設計のバランスがとても良いので、今でもぶっ飛び系のドライバーとして人気があります。名器として人気があります。
ポルナノン・ファトラム
ポラニ・チュティチャイに関しては、似た様な記事を書いているサイトが増えてきたので、ポルナノン・ファトラム(タイ)を紹介していこうと思います。バルド(エバンジェリスト・ジャパン)を使用している、選手のひとりである、ポルナノン・ファトラムは、2016年からバルドを使っています。2018年全英リコー女子オープンでは、1位をキープしていたものの、結果2位となりました。とても残念でしたが、ファトラムというゴルファーの存在を強く印象付ける試合になりました。
ポルナノン・ファトラム | 地クラブを使ってる選手
ドライビングパフォーマンスは、240ヤード程度だった飛距離が、バルドを使用してから、270ヤード前後まで飛距離アップできたようです。詳しくは、エバンジェリスト・ジャパンのサイトでチェックしてみてください。
地クラブとは何か?
地クラブをつくっているメーカーや性能などについて書きます。また、葭葉ルミがCRAZY(クレイジー)のドライバーヘッドとシャフトを組み合わせたことで、劇的な飛距離アップに成功したとのことで、話題ともなりました。最近、益々 地クラブの注目度が高くなってきています。
地クラブは何処で販売してるの?
地クラブは量販店では販売されていることは少ないです。主にはプロショップで販売されています。地クラブはクラブヘッド、シャフト、グリップなど各パーツから成り立っており、ゴルファーのスイング、パワー、スピードに合わせて1本ずつカスタマイズしてもらうことが出来る、カスタム・クラブです。ですから、完成品のドライバーが陳列されており、ドライバー1本の価格が幾らという販売はしていない(できない)ということです。
ゴルファーのスイングというのは、万人それぞれ個性があり、人それぞれ異なったスイングをします。そのスイングに併せるためのフィッティングを行って、ゴルフクラブをつくりあげるというイメージになります。
最近は、地クラブも純正シャフトのラインナップが設けられており、シャフトフレックスを選ぶだけで購入ができるようにもなってきています。もちろんグリップ装着済みで、組み立て済みです。とても便利な時代となりました。
地クラブメーカー
全てではありません。一部です。
メーカ名 | 地域 | 特長 |
KAMUI カムイゴルフ |
富山県高岡市 | ヘッド内部に窒素ガスを注入するなど、 驚く反発性能の高いモデルが多い |
DOCUS ドゥーカス |
茨城県 | ユーザー目線のクラブ作りをしている |
EPON エポン |
新潟県 | 非常に精巧で飛び性能の高いモデルが多い |
ABROAD アブロード |
愛知県名古屋市 | 河辺工業。ソールにスリットを入れたり、飛ばせる構造を 取り入れているモデルが多い |
MUZIIK ムジーク |
東京都千代田区 | 音楽を楽しむ様にゴルフを楽しむがモットー デザインも洗練されている |
AKIRA PRODUCTS アキラプロダクツ |
東京都中央区 | 独特なモデルが多く、短尺ドライバー向きのヘッドもある |
ROMARO ロマロ |
東京都西多摩郡 | ミート率が高くなる構造を持ったモデルが人気 |
BALDO バルド |
兵庫県姫路市 | 日本だけじゃなく、タイでも人気。最近は、ポルナノン・ファトラムが 使っており、グローバルな展開に期待 |
RODDIO ロッディオ |
東京都立川市 | フォーティーン、オノフなどと同じ グローブライドグループ |
CRAZY クレイジー |
東京都中央区 | もともとシャフトメーカーでした。 最近はクラブヘッドのラインも増えてます |
jBEAM ジェイビーム |
東京都足立区 | 無駄を省いて、高性能なゴルフクラブを 開発しているブランドです |
GRANDPRIX グランプリ |
愛媛県松浜市 | 超高性能のドライバーを開発してます |
EMILLID,BAHAMA エミリッドバハマ |
愛媛県松浜市 | グランプリが作っている別ラインのシリーズです。 グランプリよりは優しくなってます |
地クラブの価格は?
地クラブの価格は大量生産されているゴルフクラブよりは高価です。
それには、明確な理由があります。
例えばフェース面の反発係数を例えにしてみましょう。反発係数は0.83以内というSLEルールで定められています。大量生産のゴルフクラブは、生産工程上の仕組みから精密な製法をすることが難しく、反発係数が0.825、0.832、0.810 というように製品個々に精度の誤差が生じてきます。精度に誤差が生じて反発係数が0.832となった製品はSLEルールで定められている数値0.83を超えてしまい、ルール違反となってしまいますから、製品として販売することが出来なくなってしまいます。
生産工程上、精度に誤差が生じてもSLEルール適合クラブとして、安心して販売が出来る範囲内の反発係数で生産をしようとしますから、反発係数 が 0.81、0.815、0.809 というような低い数値でつくろうとします。つまり、反発係数が低いということになります。反発係数はルールで定められていることから、飛距離に直結する要素となりますから、ルール規定内で高い反発を得られる方が有利と言えます。飛距離の全てが高い反発で決まるわけではありません。
地クラブの場合は、クラブヘッド 1個ずつ精巧につくられており、大量生産されているゴルフクラブよりも、反発係数も高くつくられています。品質の高いゴルフクラブを作り出すには時間と手間と繊細な技術が必要になります。その対価ということになりますから、地クラブは価格が高いということになるのですが、適正な価格であると言えるでしょう。
フェース面に使用されているチタン合金に関しても、一般的に市販されているドライバーよりも反発力の高いチタン合金が使用されています。反発力が高いので、反発力を高めるよりも、ルール適合内に反発力を抑えることを注視しているメーカーもあります。
値段が高いというイメージの地クラブ
地クラブは値段が高いというイメージがありますが、それは否めません。何故ならば、良質なゴルフクラブを作っているからです。大量生産できるようなゴルフクラブを作っているわけではありません。精巧な技術により、精度高く、完成度の高いゴルフクラブを作っていますから、どうしても時間を要しますし、比例してコストも高くなります。
そもそも、ゴルフクラブに使用される チタンという素材が高価であるということです。チタンという素材は、腕時計に使用されることもありますし、メガネのフレームに使用されることもあります。また、タンブラーに使用されることもあります。ステンレスに似た特性があり、錆びにくく、アレルギー性も低いということから、某時計メーカーは、チタン製の腕時計を作っていたりもします。
チタンを使用したタンブラーは、チタンという材質の特性を活かして、氷が解けないタンブラーとして人気があります。かなり高価なタンブラーです。1個15000円~くらいします。
チタンという素材の性質を活かして、ゴルフクラブも作られています。あまり、手入れしなくてもドライバーのフェース面が錆びないのは、チタンという素材のお陰です。そして、フェース面でボールを強く弾いて飛ばしてくれるのもチタンという素材だからこそ。
地クラブメーカーは、チタンという素材の性質を理解し、把握して、より良いゴルフクラブを作ることに専念しています。まさに、職人なのです。フェース面の素材には、SP-700、DAT55など、高価で反発力の高い素材を使用しているモデルが多くあります。一般的に市販されているドライバーよりも、良い素材を使っているので、それだけでアドバンテージがあり、飛び性能が高くなります。
地クラブの魅力
地クラブの魅力は、なんといっても市販されているメーカーでは見られないような奇抜な発想、アイデア、特殊な要素を取り入れているというところです。地クラブの特長は、精密な製法だけではありません。
大量生産されたゴルフクラブでは実現できないような特殊な飛ばす要素やアイデアが取り入れられていることもあります。そのひとつがドライバーヘッド内部に窒素ガスを充填するという方法です。
従来、ドライバーヘッドの内部は空洞となっています。そこに、窒素ガスを充填して封入してヘッド内部の内圧を高めるという考えです。つまり、ヘッド内部の気圧を高めるということです。内圧が高まるということは反発力も高まるということです。ビニール袋に空気を吹き込んでみるとビニール袋は膨らみます。ビニール袋の弾力は空気をめいっぱい吹き込んだ方が、強い弾力を生みます。また、自動車のタイヤも空気を入れるときには気圧という言葉を使います。
クラブのフェース面の反発だけではなく、ヘッド内部に窒素ガスを充填し、内圧を高めることで更に反発力を高めるという考えです。ドライバーのヘッド内部に窒素ガスを封入するなんて、すごい発想です。窒素ガスが封入されたドライバーの打音と打感は独特なものです。
超ディープフェースで、スイートエリア上の有効打点を活かして、縦のギア効果を最大にして、超低スピンが打てるようなモデルもあります。
地クラブは飛ぶのか?
飛びます。
一般的に市販されているドライバーよりは明らかに飛びますし、そのゴルファーにフィッティングをしてクラブを組み立てていきますので、飛びます。一度、地クラブを使うと一般的に市販されているドライバーでは、物足らなくなってしまいます。ヘッドの構造、シャフトのスペック、重さ、トルク、振動数、グリップの重さ、バランスを自分のスイングに合わせたドライバーは、とても振り心地が良く、ストレスなく振りきれます。ヘッド、シャフト、グリップまでバランスを整えていきますので、自分だけのオリジナルのクラブがつくれるということも魅力のひとつです。
地クラブの最大の魅力は反発係数が高いこと
地クラブの最大の魅力と言えば、フェース面の反発係数が高いということです。と、言いましてもルール適合内で反発係数が高いということです。ゴルフ規則では、反発係数 0.83以内であることと定められていますが、地クラブの殆どが反発係数 0.83に近い設計でゴルフクラブを作っていることが多いです。市販されているドライバーよりも、飛ぶというのは、フェース面の弾きの良さ、高い反発にあります。
フェース面の高い反発は、フェース面を研磨して肉薄化することで実現できます。ただ、研磨するだけではなく、ルール適合内の反発、しかもフェース面が割れてしまわないように研磨しなければならないので、とても精巧な加工技術が必要です。
地クラブ メーカーによっては保障により、フェース面が割れてしまっても、1年以内であれば取り換えてもえらえるという制度もあったりします。
地クラブは飛びます。
まだ、経験したことの無い人は、一度試してみると良いと思います。
適切なバックスピン量で飛ばせる
地クラブは、フェース面の反発力だけではなく、ヘッドの重心設計が細やかで、インパクト時も適切な挙動をしてくれます。そして、ヘッドとの相性を考慮したシャフトを装着しますので、バックスピン量を減らすことができます。バックスピン量を減らすことで、適切な打ち出し角度で伸びやかなボールを打つことができます。ゼクシオなどのよに打った瞬間に高弾道が打てるという感じではありません。
地クラブの人気シャフト
地クラブのドライバーヘッドに装着して飛ばせるシャフトは、クレイジーです。クレイジーが人気あります。特にクレイジーのヘッドとクレイジーのシャフトは、当たり前のことながら、相性抜群でドライバーヘッドのパフォーマンスを最大限に引き出してくれます。最近は、ソフトスペックなシャフトもラインナップされており、シャフトの剛性を活かして、強いインパクトエネルギーをボールに伝えることができるようになってきています。
今までは、パワーのあるゴルファーにしか扱えないようなシャフトが多かったですが、一般的なヘッドスピードのゴルファーでも扱える程度のスペックのシャフトもラインナップされてきています。
地クラブに装着するカスタムシャフトは、なかなか面白いシャフトが多いのです。例えば、従来のシャフトというのは、硬くなれば重くなる、柔らかいと軽くなるというのが一般的です。地クラブに装着するカスタムシャフトは、軽いけど硬いシャフトがあったり、重いけど柔らかいというシャフトもあります。そのゴルファーに合わせたスペックに組み立てていきますので、シャフトに関しても自由度の高い選択肢があります。
人気シャフト
コチラで紹介しているメーカーは一部です。他にも多くのシャフトメーカーがあります。
地クラブのドライバーは46インチ仕様が多い
飛距離アップを目指して、地クラブを組み立てる場合、殆どの場合が46インチ仕様が勧められます。クレイジーのシャフトなどは、46インチ以上で使うことで、最大のパフォーマンスが発揮されます。
おすすめの地クラブ、飛ばせます
地クラブで人気の高い飛ぶドライバーを紹介します。本気で飛ばしたい人、ハードヒッター向けの地クラブ、地クラブをこれから使いたいと思っている人向けのモデルを紹介しています。地クラブの中でも本当に飛ぶドライバーを紹介していますので、聞いたことのないメーカー、知らないシャフトもあるかもしれません。
エスティバン
最近、SNSなどでも知名度が広がりつつある地クラブです。ドラコン生まれの飛ばせる地クラブです。使用される素材に拘っており高品質なチタン素材を使うことで、反発力が高く、ゴルフボールに適切にエネルギーを伝えられるヘッドに仕上がってます。また、専用シャフトの方は使うだけでヘッドスピードが速くなるという超剛性のシャフトです。
クレイジー CRZ-435
本気で飛ばしたい人におすすめ!
2010年に発売されたドライバーヘッドですが、重心設計が最適化されており、ニューモデルの追随を許さない、飛距離性能を誇っています。ソール側にウェイトを3つ配置するというトリプル・ウェイト・システムにより、ドライバーヘッドの本来のパフォーマンスを引き出すことに成功した奇跡ドライバーヘッドです。もともとは、jBeamFXBM-435ドライバーヘッドが原型となっており、クレイジーのシャフトに合うようにリメイクされたのが、クレイジーCRZ-435ドライバーヘッドです。ですので、jBeamFXBM-435とCRZ-435のスペックは、殆ど同じとなっています。一般的に市販されている、飛ぶドライバーでは納得がいかない人、毎年発売されるニューモデルに飽きた人、本当に飛ばせるドライバーを探している人に向いています。フェース面には、反発力の高い DAT55Gを使用しています。
jBeam FX BM-435 BLACK ドライバー
ソールの3つのウェイト トリプルウェイト・システムにより、重心位置をコントロールしてます。これにより、程よくボールを捕まえたり、程よく捕まり抑えたりという微調整が可能となってます。フェースには微妙なミーリングが施されており、適度なスピン量を発生させて、コントロール性能を高めています。
EMILLID BAHAMA(エミリッドバハマ)EB-33ドライバー
ソール側に8個のウェイトが取り付けられており、ヘッドの細かな重心コントロールが可能となってます。何も考えずに試打しても、かなり飛距離アップを実感できるヘッドです。
グランプリゴルフは、愛媛県松山市の地クラブメーカーです。別ラインナップで、エミリッドバハマも作っています。ディープフェース+ハイバックで、非常に低スピンで強いボールが打てるモデルが多いです。
地クラブ 中古
ゴルフパートナーは、在庫本数55万本もあります。他のネットショップで販売し切れずに公式オンラインショップで良質な中古クラブを販売してます。そこから、良質な地クラブをピックアップしました。中古市場で流れている品数が少ないモデルもあります。装着されているシャフトは、様々です。自分のスイングパワーに合った、シャフトが装着されていれば、迷わず購入しても良いかもしれません。
- CRAZY FX BM 435 ドライバー
葭葉ルミが使いだしてから、あっという間に有名ドライバーとなりました。実際によく飛びます。
- A GRIND (A DESIGN GOLF)
プロゴルファーの意見を取り入れて作られたドライバーです。マットで落ち着いた雰囲気の玄人好みなドライバーです。
- EPON AF-101
オール鍛造でケミカルミーリングでフェース面が肉薄化されています。打感と打音が良くて、よく飛びます。
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- EPON AF-102
AF-101に比べて少しシャローバックです。低重心+浅重心で低スピンなボールが打ちやすいドライバーです。
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- EPON AF-103
AF-102のマイナーチェンジ?そっくりなフォルムです。ただ、AF-102よりも高い弾道が打ちやすく改良されています。打感は最高です。
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- KAMUI TP-09S
ヘッド内部にガスを注入しないモデルです。フェースはSP-700使用で、よく弾きます。とにかく、弾きがすごいです。高反発に間違われることがありますが、SLEルール適合です。
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- RODDIO Type-M
派手なカラーリングですが、よく飛びます。全数CT値を検査しているとのことで、フェース面の弾きは強いです。
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- RODDIO Type-S
打感がとても良いです。フェースにボールが乗っている感じ、吸い付く感じがします。
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地クラブ ドライバーの特長
地クラブのドライバーは、ドライバーヘッドの重心位置の絶妙な設計により、とても高性能なヘッドとなっています。一般的に市販されているドライバーのように、カーボン素材を使って、軽量化をして、低重心にしたりということをしていません。重心位置、ウェイト配置によってグラビティポジションコントロールが行われています。
高性能であるが故に、低スピンなボールが打てるドライバーヘッドは、本当に低スピン過ぎて、パワーが無いゴルファーの場合は、ボールが上がらないということもあります。
ロフト角
また、ロフト角が10度となっている地クラブのドライバーの場合、実測値のロフト角も10度に限りなく近づけられており、誤差がありません。一般的に市販されているドライバーの場合は、ロフト角やドライバーヘッド寸法に関しては、若干の誤差があります。地クラブは、殆ど誤差がありません。ですから、ロフト角10度を選んでもいつも通りに高い弾道が打てないこともあります。
エポンなどは、本当に低スピンで、打ち出した瞬間は、低く出てから伸び上がる様に、ボールが上がってくるという弾道が打てます。まるでプロゴルファーが打った弾道のようです。エポンは、本当に低スピンなボールが打てるので、とあるモデルでは、ボールが上がり難くて、後からロフト角HLを追加したモデルもあるくらいです。
フェース面の素材
フェース面には、高価で貴重な材質が使用されている。SP-700、DAT55など高反発モデルに使用されるようなチタン合金が使用されているモデルも多くあり、フェース面の反発の高さは、ルール規定内ギリギリとなっているモデルも多くあります。
地クラブは長尺モデルが多い
もともと飛ばしたい、飛距離アップがしたいというゴルファーが使っていることもあり、長尺仕様となったドライバーが多いです。殆どが、46インチが基本設計となっているドライバーヘッドが多いです。
地クラブ購入に関しての注意点
地クラブは、飛び性能の高いモデルが多いです。シャフトとの相性が合致すれば、今までに無い飛距離性能をうみだすことができます。地クラブは、飛ばせますが、一般的に市販されているドライバーのように、簡単に高弾道が打てるモデルは少ないといえます。テーラーメイド、キャロウェイ、ゼクシオなどのようにボールが飛び出した瞬間から高弾道が打てる訳ではありません。吹け上がらずに、伸び上がるような弾道となります。また、ロフト角に関しては、表記ロフトと実測値のロフト角に誤差がありませんので、一般的に市販されているドライバーのロフト角を目安にして選ぶと、ボールが全く上がらないということもありますので、注意して下さい。
地クラブの中古購入の注意点
地クラブの中古購入は、とても難しいです。何が難しいかといいますと、もともと地クラブというのは、そのゴルファーに合わせて組み立てており、カスタムしていますので、自分に合ったスペックが装着されているとは限りません。また、一般的に市販されているドライバーのように、純正シャフトと純正のフレックスがある訳ではありません。様々なメーカーのシャフトが装着されており、シャフトに詳しくないと選ぶのが難しいと言えます。見たことも、聞いたこともないようなシャフトが差さっていると思われるかもしれませんが、地クラブとはそういものだったりします。装着シャフトに関しても、簡略されて記載されていることがあるので、判別できないことが多いことがあるので、注意が必要です。シャフトは度外視して、リシャフトをするということを考慮して、ヘッドだけ使うという考えであれば、問題ないと思います。
地クラブに装着されるシャフト簡略表記一例
たまにシャフト名などが簡略表記となっていることもあります。一部ですが紹介します。すべてがこの通りに表記されるとは限りませんので、注意して下さい。ここまで書くとマニアック過ぎて、意味が分からなくて呪文のように思われるかもしれないというのが不安です。亀5つというのは、シャフトのスペックを表すメーカー特有の表記です。フレックス表記ではないということです。
- FIRE = ファイアーエクスプレス
- LY = クレイジーのロンゲストヤード
- COA = クライムオブエンジェル
- LK55亀5 = ラナキラ・カナロア55 亀5つ
見たことも、聞いたこともないようなシャフトメーカーもあったりしますので、地クラブの中古を購入するときは、注意して下さい。
本気でゴルフするなら地クラブ
本気でスコアアップ、ハンディキャップを縮めたいと考えているのであれば、地クラブをつかって飛ばすということも大切です。月例、競技などでは、バックティーからのラウンドが常です。飛ばせなければ、レギュレーション通りのゴルフをすることが難しくなります。最近はドライビングパフォーマンスが高まっていますので、アマチュアの競技ですら、若干ですがコースの全長距離を長めにとっていることもあるそうです。今まで以上に飛ばすことが求められている時代となってきました。本気で飛ばしした人は、地クラブを試してみましょう。
一般的に市販されているドライバーに飽きた
毎年、発売されるドライバーでは満足できない、飛ばせない感じがすると思っているゴルファーも地クラブを使えば、飛ばせる可能性があります。地クラブというのは、ドライバーヘッドの重心設計が精巧で、使用されている素材も良質でゴルフクラブにって良い影響をもたらしてくれる素材を使用しています。ですから、古いモデルのドライバーヘッドでも飛び性能が衰えません。むしろ、新しいモデルのドライバーよりも、飛ばせます。本気で飛ばしたのであれば、地クラブを試してみませんか?
地クラブのアイアン
地クラブのアイアンで有名なのが、グランプリゴルフのエミリッドバハマのアイアンです。もう、これ以上ないってくらいの装飾が施されています。このインパクトに勝るアイアンは見つからないかもしれません。バックにエミリッドバハマのロゴ(ライオンマーク)が彫刻されています。
EMILLID BAHAMA EB-901
地クラブ アイアンの評価
地クラブのアイアンは飛ぶのか?スピン量は最適なのか?ボールの止まり具合などは如何なものなのだろうかとアイアンの性能を気にしてしまいます。地クラブのアイアンは、飛ぶというよりも、長持ちするという表現の方が適切です。数年使っていてもアイアンの溝(グルーブ)が、摩耗し難いのです。
つまり、耐久性能があり、精度の高い作り方をしているので、新品同様の性能を維持できるという点です。これは、アイアンだけではなく、ウェッジにも言えることです。地クラブのアイアンは、飛ぶ、高性能とか、地クラブのウェッジはスピンが入りやすいと表現しているのは、あながち間違ってないということです。従来のアイアンの場合は、数年使っているとフェース面が摩耗しますし、溝(グルーブ)も減ってきます。すると、途端に思い通りの弾道が打てなくなることがありますし、使いながら徐々に弾道に変化が出てくる感じがあったりもします。
地クラブのアイアン・ウェッジは、そのようなことがありませんし、摩耗せずに高い精度を維持できるという点は、とても大きく評価されています。
地クラブ フェアウェイウッド
地クラブのフェアウェイウッドで人気があるのは、BALDO 8C CRADT BRASSY です。ブラッシーですから、2番ウッドです。丁度、ミニドライバーが登場してきた時期でもあり、とても人気があるクラブです。ロフト角は、13.5度となっています。これは、USモデルの3番ウッドに近いスペックとなっています。ドライバーと3番ウッドの中間的な存在のクラブとなっています。
BALDO 8C CRADT BRASSY スペック
- ヘッド体積:255cc
- ヘッド重量:約210グラム
- ロフト角:13.5度
- ライ角:58度
- トゥ側ウェイト:4グラム
- ヒール側ウェイト:10グラム