ヘッドスピード別 飛ぶドライバーの選び方
ヘッドスピードが遅いゴルファーのドライバー選び
ヘッドスピード35m/s~38m/sくらいまでのゴルファーに向いているドライバーの紹介です。ヘッドスピードが遅いゴルファーの場合、振りやすさを考えて、クラブ総重量の軽いドライバーを選ぶと良いです。また、トルクの多いシャフトが標準装着されることが殆どです。
- (1) シャフトが長いドライバー
- (2) ロフト角の大きいドライバー
- (3) フェースの反発力が高いドライバー
シャフトが長いドライバー
シャフトが長い方がヘッドスピードを速くすることができます。最近、登場してきたドライバーの殆どは45.75インチ~46インチくらいの長さとなっており、昔でいうところの長尺ドライバーに分類されます。最初は長くて打ち難さを感じるかもしれませんが、慣れてくると優しくヘッドを走らせて強いインパクトで飛ばせます。
長尺ドライバーは飛ぶ?
ロフト角の大きいドライバー
最近のドライバーは、低重心となっているので、自然と低スピンなボールが打ちやすくなっていますので、ボールが上がり難いと感じるドライバーもあります。低スピンが打ちやすいドライバーで飛ばすには高さを出す必要性があり、そのためにはロフト角を大きくすると良いです。
ロフト角が大きいとスピン量が増える
ただし、ロフト角が大きいとバックスピン量が増えやすくなりますし、スライス回転も入りやすくなるというデメリットがあります。女性ゴルファーの場合、ロフト角13度、14度などの大きなロフトのドライバーを使うことで高弾道が打てるものの、曲り幅が増えてる可能性もあります。
ロフトの数字と反発力
フェースの反発力が高いドライバー
最近は、とにかく反発力を高めて、ボール初速アップを狙っているドライバーが多いです。2019年~2020年に入ってからは、フェース面の反発力を高める工夫を取り入れたドライバーが、とても多く登場してきました。SLEルール適合内でフェース面の反発力が高められたドライバーを使うことで、ボールスピードを速くすることができ、結果的には飛距離アップが望めます。
反発係数と飛距離
ヘッドスピードが遅いゴルファーに向いてるドライバー 総括
ヘッドスピードが遅いということは、インパクトエネルギーが小さい(弱い)です。
それに比例して、ボールスピードが遅くなり、ボールが飛ばせません。
なので、ヘッドスピードが遅いゴルファーの場合、ヘッドスピードが速くなるドライバー、ボールスピードが速くなるドライバーを選ぶことが大切です。併せて、高弾道が打てるドライバーがお勧めで、しっかりとキャリーを出して飛ばしやすくなります。
ヘッドスピードが遅いゴルファーにおすすめのドライバー
ヘッドスピードが遅いゴルファー向けのドライバーを紹介します。基本的にクラブ総重量が軽くて、振りやすくなっています。併せて、ロフト角も大きくなっており、高弾道が打ちやすくなっているドライバーが多いです。
- ミズノ ST200X ドライバー
ミズノの低スピンで弾いて飛ばせるドライバーです。オリジナルシャフト MFUSION を装着することで、クラブ総重量が軽くて振りやすくなり、ヘッドスピードが遅いゴルファーでも扱えます。
詳細紹介
- テーラーメイド Mグローレ ドライバー
やっぱりテーラーメイドは飛び性能の高いドライバーをつくるのが上手です。テーラーメイドの捉まりの良いドライバーです。Mシリーズとグローレが融合したドライバーです。フェースの弾きも良いですし、超高弾道が打てるドライバーです。
詳細紹介
- オノフ ドライバー 赤 2020年モデル
グローブライドオノフ赤2020年モデルです。ヘッドデザインが一新されて、とてもオシャレな雰囲気となってます。弾道調整機能、ウェイトスクリューが取り付けられて、細かな重心調整が可能となり、幅広いゴルファーに合わせられるドライバーとなります。とても優しく、簡単に打てるドライバーです。
- オノフ ドライバー 赤 RD5900 2020年モデル
グローブライドオノフ赤の慣性モーメントの高いヘッドのドライバーです。重心深度が深く、ヘッドをスクエアに、真っ直ぐに走りやすくさせており、打点がズレても真っ直ぐに飛ばしやすい構造となってます。弾道調整機能はありませんが、スクリューウェイトにより重心調整が可能です。
- 本間ゴルフ XP-1 ドライバー
本間ゴルフの最新モデルのドライバーです。ビジールよりも飛び性能が高く、ボールも捕まるし、高弾道が打ちやすいです。
詳細紹介
- タイトリスト TS1 ドライバー
タイトリストの優しく打てるドライバーです。タイトリストのドライバーのなかで最も優しく打てるドライバーです。非力なゴルファー、シニアゴルファーでも飛ばせる設計となっています。シャロー形状のヘッドとなっており、スイートエリアで打ちやすい構造となっています。クラブ総重量も270グラム台となっています。
詳細紹介
- プロギア RS RED ドライバー
プロギアの捕まって、弾いて、高弾道が打てるドライバーです。ヘッドスピードが遅いゴルファーでもドロー系のボールが打てるドライバーです。
詳細紹介
- ゼクシオ テン ドライバー
安定したティーショットが打てるゼクシオテンドライバーは、クセがありません。ヘッドとシャフトの相性がよく、スイートエリア近くで打ちやすいです。優しく高弾道が打てるドライバーです。とりあえず大きなミスをせずにティーショットが打てるモデルです。
詳細紹介
- グローブライド オノフ 赤 ドライバー
フェース面にミーリングが施されており適度なバックスピン量を与えて、左右の曲りの原因となるサイドスピンを減らしてくれます。高弾道が打ちやすいドライバーです。
詳細紹介
- 本間ゴルフ ビジール 535 ドライバー
本間ゴルフのアベレージ向けドライバーです。重心角が大きく入っておりヘッドローテーションしやすい構造となっています。捉まるし、フェースの弾きも良くなっていますし、安定した飛距離で打っていけます。
詳細紹介
ヘッドスピードが遅いゴルファーが目指す飛距離
ヘッドスピード35m/s~38m/sくらいのゴルファーが目指す飛距離としては、キャリー190ヤード、ラン含めて200ヤードくらいです。ボールスピード50m/sくらいマークできると良いです。
※あくまでも目安ですので、参考値としてください。
捕まったボールが打てるドライバーがオススメ
最近は、フェース面の反発力が高くなったドライバーが人気です。反発力が高い方がボール初速を出せるので、結果的に飛距離アップができるからです。ただ、反発力が高いだけではなくて、捕まったボールを打つことが求められます。
ボールを捕まえなければ、フェース面の反発力が活かせないからです。カット打ちになったり、フェース面でボールが滑ってしまって、すっぽ抜けるような状態では、反発力を活かして飛ばすことができません。そのような理由から、最近は優しく捕まったボールが打てるドライバーが増えてきており、重心角(重心アングル)を大きくしたドライバーも増えてきています。
ドロー系のボールが打てる
捕まったボールが打てるということは、ドロー系のボールが打てるということです。キャリーだけではなく、ボールが着地したとにランが出て、トータル飛距離をかせぐことができます。
関連記事
ヘッドスピード38m/s以上のゴルファーのドライバー選び
ヘッドスピード38m/s以上という一般的な体力で一般的なゴルフスイングができるゴルファーに向いているドライバーは、スピン量をコントロールできるドライバーがオススメです。左右のスピンを減らすことで、フック系のミスやスライス系のミスを減らすことができます。バックスピン量を減らすことで吹け上がりを抑えて、程よい弾道高さでキャリーアップを目指せます。
- (1) 重心位置が調整できるドライバー
- (2) 低重心で低スピンが打てるドライバー
- (3) スライスを減らせる捉まるドライバー
重心位置が調整できるドライバー
ドライバーヘッドに移動式のウェイトや取り外し可能なウェイトが取り付けられてるモデルがあります。ウェイトを移動させたり、別のウェイトに交換することで、重心位置を調整することができます。深重心にしたり、捉まりを向上させてドローボールを打ちやすくしたり、捉まりを抑えてフェードボールを打ちやすくしたりと、ゴルファーのスイングに合わせて弾道調整ができます。
ウェイトバランス調整 / 重心距離の調整
低重心で低スピンが打てるドライバー
現在のドライバーの殆どが低重心で低スピンが打てるヘッド構造となっています。低重心で低スピンが打ちやすいドライバーを使うことで、無駄なバックスピン量を減らして、無駄に高弾道にならずに、適切な弾道高さで飛ばせます。また、バックスピン量が少ない方がボールが着してからも転がりやすいです。
低スピンのドライバー
スライスを減らせる捉まるドライバー
飛距離をロスしている原因のひとつがスライスボールです。ボールが右方向に曲がっていく弾道となります。スライスボールは曲がった分だけ飛距離をロスしますし、ボールが着してからのランも出ません。ドライバーショットで180ヤードくらいしか飛ばないというゴルファーの多くは、スライスが多いです。スライス回転を減らせる構造を持ったドライバーを使うことで、飛距離アップができます。
重心角・重心アングル
ヘッドスピード38m/s以上のゴルファーにおすすめのドライバー
- テーラーメイド SIM MAX ドライバー
テーラーメイドの2020年モデルです。超低重心のヘッドで低スピンで高弾道が優しく打てるドライバーです。ボールの捕まりも抑えられており、程よく叩けるヘッド設計となってます。空気抵抗を減らすイナーシャジェネレーターによりヘッドが加速して強くインパクトしてくます。
詳細紹介
- キャロウェイ マーベリック ドライバー
キャロウェイの2020年モデルです。空力を考慮したサイクロン形状のヘッドシェイプを採用しており、ヘッドスピードが速くなって、飛距離アップできます。人工知能によって計算されたフラッシュフェースにより打点がズレても弾いて飛ばせます。キャッチは打点がズレても飛ぶです。実際に打ちましたが、打点がズレても飛距離ロスし難いです。
詳細紹介
- キャロウェイ エピック フラッシュ スター ドライバー
キャロウェイの2019年モデルのドライバーです。低スピンで強いボールが打てます。ペリメイターウェイティングシステムを搭載しており、ウェイトを移動させてドロー打ち、フェード打ちなどの調整が可能です。
詳細紹介
- スリクソン Z585 ドライバー
優しく飛ばせるモデルに大変身したスリクソンのZ585ドライバーは、弾き感抜群で高弾道が打ちやすくなっています。やや重さを感じますが、全体的にバランスの取れたドライバーです。
詳細紹介
ヘッドスピード38m/s以上のゴルファーが目指す飛距離
ヘッドスピード38m/s以上のゴルファーが目指す飛距離としては、キャリー200ヤード、ラン含めて210~220ヤードくらいです。ボールスピード55m/sくらいマークできると良いです。
※あくまでも目安ですので、参考値としてください。
ヘッドスピード 42m/s以上 のゴルファーのドライバー選び
ヘッドスピード42m/s以上のゴルファーは、適切な打ち方ができていれば、どのようなドライバーを使っても、そこそこ飛ばせるはずです。気になるのは、飛ばすことよりも、バックスピン量を減らすことだったり、左のミスを減らせる構造となっているかという点です。ヘッドスピードが速いゴルファーが、捉まりの良いドライバーを使用するとチーピンが増えることもあります。となると、捉まりを抑えて、フェードが打ちやすくて低スピンが打ちやすいドライバーがオススメです。
- (1) 浅重心で低スピンが打てるドライバー
- (2) 捉まりが抑えられたドライバー
浅重心で低スピンが打てるドライバー
ヘッドスピードが速いゴルファーの場合、浅重心で低スピンが打てるドライバーを使うと良いです。スイングパワーを効率よくゴルフボールに伝えるためにも低スピンで強いボールが打てるドライバーを選ぶと良いです。
浅重心
捉まりが抑えられたドライバー
ヘッドスピードが速いゴルファーの場合、インサイドから振れるゴルフスイングとなっているので、強烈なドローボール(フックボール)を打ちやすいです。フック系のミスが減らせる、捉まりを抑えたドライバーを使うと良いです。
ギア効果のメカニズム
ヘッドスピード42m/s以上のゴルファーにおすすめのドライバー
- テーラーメイド SIM ドライバー
テーラーメイド2020年モデルのドライバーです。SIMMAXドライバーよりも浅重心で低スピンなボールが打てます。また、ボールの捕まりが抑えられており、ナチュラルフェードが打てます。ソール側にはスライド移動可能なウェイトが取り付けられており、重心コントロールが可能です。ある程度のヘッドスピードが無ければボールに揚力を与えられないので注意が必要です。
テーラーメイド SIM ドライバー
- キャロウェイ マーベリック サブゼロ ドライバー
キャロウェイのマーベリックシリーズの超浅重心+低重心のドライバーです。重心深度がとても浅いので低スピンで強いボールが打てます。ヘッドスピードが速く、叩けるゴルファーじゃなければ、ボールが上がり難いです。かなりスピン量が少ないので、バックスピン量が多くて悩んでるゴルファーにもオススメできます。
詳細紹介
- テーラーメイド M6 ドライバー
テーラーメイドの2019年モデルです。今までのモデルの中でも超低重心、超深重心となっているドライバーです。フェース面の反発係数もルール適合内で高い反発となっており、全体的に飛び性能が高いドライバーです。
詳細紹介
- タイトリスト TS2 ドライバー
タイトリスト最新モデルのドライバーです。ボールスピードを速くすることにベクトルを集中させたドライバーとなっています。低スピンで強いボールが打てます。
詳細紹介
ヘッドスピード42m/s以上のゴルファーが目指す飛距離
ヘッドスピード42m/s以上のゴルファーが目指す飛距離としては、キャリー220ヤード、ラン含めて230~240ヤードくらいです。ボールスピード58~60m/sくらいマークできると良いです。
※あくまでも目安ですので、参考値としてください。