何歳になっても、童心を忘れずに、ぶっ飛ばしたい人に向いているドライバーです。何歳になっても、若気の至り。気持ちが若ければ、何歳になっても飛ばせます。飛ばすなんて、年寄りの冷や水だと言っている場合ではありません。飛ばせるドライバー、ハヤブサドライバーを分析しましたので、エースドライバーとして検討してみて下さい。
ハヤブサドライバーは、地クラブ的な存在と地位を築いた、新しいドライバーです。高反発+長尺+深重心により、オートマチックに高弾道が打てるドライバーとなっています。
ハヤブサドライバーの特長
ハヤブサドライバーの最大の特徴は、高反発モデルということです。SLEルール不適合モデル、反発係数が0.83超えとなった、飛び性能の高いモデルです。ハヤブサドライバーは、地クラブ的な存在となっており、2016年くらいから登場してきた、飛び性能の高いドライバーです。長目のシャフトとフェース面の強い反発で飛ばせるモデルです。
2016年頃から登場してきた地クラブ的存在の高反発モデルのドライバーです。
ハヤブサドライバー、シャフトの長さは、46インチ
46インチという長さは、長尺に分類される、振り難いかもしれないと思われるかもしれませんが、最近の新しいドライバーの殆どは、46インチとなっています。カタログ表記では、45.75インチとなっていますが、実測は46インチです。ですから、それほど長いという訳でもありません。むしろ、飛ばすには長目のシャフトが必要になるというこです。ゼクシオテンも長目のシャフトとなっていますし、テーラーメイド、キャロウェイもカタログ表記45.75インチ、実測は46インチとなっています。
ハヤブサドライバーのフェースに使用されている強硬度のチタン
フェースには、Ti983チタン合金が使用されています。工業用素材としてもよく使われるチタン合金であるが故に、ゴルフ業界では、あまり詳しく説明できる人は少ないかと思います。Ti983チタン合金というのは、高強度なチタン合金といってしまえば、それまでです。もともと、チタンというのは、結晶が集まった、構造体の金属です。その、結晶構造体をどのような製法で強度を持たせるかというところに、ゴルフクラブに使用するチタン合金の性能が決定づけられます。
その昔、2008年SLEルールが制定される前後のゴルフクラブによく使用されていました。Ti983チタン合金を使用することで、薄くして反発係数を高めたり、フェースを厚くして反発係数を抑えることができました。フェースを厚くするとチタン合金の使用量が増えて、フェースが重くなってしまいますが、Ti983チタン合金を使うと、従来のチタン合金よりも軽くて、強度を持たせることができます。
その昔、タイトリストが、15年くらいまえに 983k というゴルフクラブを発表しましたが、使用していたチタン合金が 983です。また、983チタン合金は、フォージド系のドライバーによく使用される SP-700 よりも高価なチタン合金です。
ゴルフクラブに使用するために生まれてきたチタン合金とも言えるかもしれません。軽量で剛性のあるチタン合金を使用しています。
ヘッドの撓みを活かした反発力
インパクトの瞬間にヘッドクラウン部分全体が撓むような設計となっており、フェース面の高反発との相乗効果により、強い弾きで飛ばせる構造となっています。ヘッドが撓んで反発力が高まると言われているドライバーは、多くありますが、実際のところ本当に撓んでいるのかは定かではありません。ハヤブサドライバーは、本当にヘッドが撓みます。フェース面の高反発と併せて、さらに飛ばせるヘッド構造となっています。
ハヤブサドライバーは、インパクトの瞬間に本当にヘッドが撓みますので、ヘッド全体でボールを弾き飛ばすことができる構造となっています。
ハヤブサドライバーは、捉まりが良い
若干、フックフェースが入っており、併せて重心角が大きく入っています。重心距離は測っていませんが、ドライバーヘッドのネック周りに肉厚があることから、ネック軸周りに重量を集中させて、ネック軸でのヘッド回転効率を狙っていることが伺えます。つまり、ヘッドの返りが良い、捉まりが良いということです。ヘッドをポンと置いても、ドライバーヘッドが後方に倒れないので、それだけで捉まりの良さを感じます。
ネック軸周りに重量を集中させている
あまり知られてない、ハヤブサドライバーの飛ばせる構造の紹介です。実は、ネック周り慣性モーメントが小さくなっており、捉まりの良いモデルとなっています。ドライバーヘッドのネック周りが肉厚となっており、ネック軸周りに重量配分を集中させているということです。これは、本間ゴルフなども取り入れている、重量最適化配分方法で、捉まり重視のドライバーヘッドに仕上がります。
ネック軸周りの慣性モーメントが小さいので、ヘッドが返りやすくなっており、捉まるボールを打ち易いです。
重心距離が短くなっており、とても捉まります。ヘッドが返りやすくなっていますので、インパクトの瞬間にフェースが開くことがありません。ですから、直進性の高いボールを打つことができますし、スライスを減らすことができます。基本的にスライスを減らすことができれば、それだけで平均飛距離アップが望めます。
フックフェース、重心角が大きく入っていますので、捉まり重視のドライバーとなっています。捉まえて、高反発で弾いて、飛ばせるということです。
深重心でもインパクトでフェースが開かない
深重心のドライバーは、フェースが開くのか知らなかったと思われるかもしれませんが、インパクトでフェースが開きやすくなります。メーカーもあまり説明していません。
重心深度が深いと慣性モーメントが高くなりますし、スイートエリアが広がります。また、高弾道が打ち易くなります。ですが、デメリットとしては、インパクトの瞬間にフェースが開きやすくなります。深重心というのは、ドライバーヘッド後方に重心がありますから、ヘッドが後方に倒れやすくなるということです。
これも、あまり説明されないことなのですが、従来のドライバーの場合、重心深度が深くなると、インパクト瞬間にフェースが開いてしまう傾向が強いです。ドライバーヘッドの後方に重心があるのですから、当たり前の挙動です。ハヤブサドライバーは、このようなインパクトの瞬間でヘッドが開くようなことがありませんから、思い切って、打ち抜いていくことができます。
ハヤブサドライバーは、フェースが開かない! 捉まる!
有名メーカーなどは、深重心をウリにしていますが、ヘッドが後方に倒れてしまうことを軽減させる工夫を取り入れているものの、捉まりが甘い、捉まりを抑えた、フェード打ち用のドライバーに仕上がっていることが殆どです。ハヤブサドライバーは、完全に捉まり重視のドライバーとなっています
従来の重心深度が深くなると、インパクトの瞬間にフェースが開きやすくなります。重心位置がヘッドの後方にありますので、ドライバーへどが後方に倒れてしまうイメージです。ハヤブサドライバーは、フェースの開きを抑えて、ボールを捉まえていくことができます。
ハヤブサドライバーの最大の特徴はヘッドの重心バランス
ハヤブサドライバーの最大の特徴は、ドライバーヘッドの重心配置の設計が最適であるという点です。フェースが高反発であること、強いチタン合金を使っているということもそうなのですが、そういったことは、どんなドライバーでもやっていることです。ゴルフクラブを設計しているような人にしかわからないことなのですが、ハヤブサドライバーは、重心位置のバランスがとても良いです。
ヘッド形状としては、ディープフェース+ディープバック、重心深度が浅いのですが、ヘッド内部にウェイトをを配置しているので、浅重心でありながら、深重心という構造となっています。
これは、地クラブによくあるヘッドの重心設計です。
ヘッドの重心位置を最適な位置に配置して、ウェイトの位置でバランスを維持させています。これにより、適切なスピン量で打つことができます。ツアー仕様のドライバーなどは、ソール側にホットメルトポート(小さな穴)を設けて、そこから重量調整用のジェルを注入して、重量調整、重心調整をすることができます。ハヤブサドライバーは、それと似た様なチューニングが施されているということです。ちなみに、ハヤブサドライバーには、ホットメルトポートは付いてませんので、勘違いしないでください。
ディープフェース、ディープバックのヘッドは、ボールが上がり難いと思われるかもしれませんが、ハヤブサドライバーは、意外と優しくボールが上がってくれます。
ハヤブサドライバー 徹底分解 まとめ
ハヤブサドライバーは、高反発モデルですから、反発係数が高いことは当たり前です。ただ、反発が高ければ飛ぶという訳ではなく、ヘッド全体の構造、重心配置、重量配分が最適じゃなければ、フェースの高反発の威力を発揮することができません。
高反発であること、反発係数が高いことだけを訴求しているような高反発モデルは、多くあります。殆どが飛びません。理由は、ドライバーヘッドの重心配置、重量配分設計が最適じゃないからです。無駄に重かったり、無駄にフェースが開くような構造となっていると、余計にバックスピン量が増えてしまって、ボールに勢いがあるものの、大きく曲がってしまってスライスとなるようなドライバーが多いです。
ハヤブサドライバーは、全体的にバランスのとれた、ヘッド構造となっており、重心配置、重量配分も最適化されています。1グラム単位で調整をした、地クラブのドライバーヘッドと比較しても、劣っているところが見つからない程、バランスが良いドライバーとなっています。
細かなことを言うようですが、ゴルフボールにも重心があります。ゴルフでボールを打つというのは、ゴルフボールの重心を狙って打つということであり、それができるから、遠くへ飛ばせるのです。ですから、ドライバーヘッドの重心というのは、とても重要なのです。
本当に飛ばせるドライバーというのは、ドライバーヘッドの重心設計が最適であることです。ハヤブサドライバーは、この辺りをしっかりとクリアーした飛ぶドライバーです。
- 高反発モデルだから
- シャフトが長いから
- ヘッドの重心配置が最適化されている
- 重量配分が最適
- 捉まり重視のヘッドだから
- 飛距離アップがしたい人
- やんちゃに飛ばしたい人
- 流行ドライバーは、みんなと一緒で嫌だと思っている人
- 地クラブ的なマニアックなクラブが好きな人
- 捉まり重視のドライバーを探している人
ハヤブサドライバー スペック詳細
- ロフト角:10.5
- ライ角:61度
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:46インチ
- シャフトフレックス:S、SR、R
- SLEルール不適合モデル
ヘッドスピード40m/sくらいまでのゴルファーは、フレックスRがお勧めです。
あまり背伸びせずにシャフトを選ぶことが大切です。