ドライバーの飛距離アップを目指すのであれば、最初にやらなければいけないことは、自分が使用しているドライバーのスペックを知ることです。ドライバーのスペックを知ることで、より飛ぶドライバーを探すためのヒントを見つけることが出来るでしょう。
ドライバーのスペック、性能を知る
もしかしたら、今 使用しているドライバーがそもそも自分にとってはオーバースペックとなっている可能性もありますし、ドライバーの性能を十分に引き出すことが出来ていない可能性もあります。
ドライバーを見直す時に重要視するポイントとしては、シャフトです。シャフトの硬度、フレックスはとても大切です。シャフトが違えば全く異なる性能のドライバーになることすらありますし、ドライバーの良し悪しは殆どシャフトで決まると言っても良い程です。シャフトは硬過ぎず、柔らか過ぎず、尚且つ自分のヘッドスピードを十分に理解して選択をすることが大切です。
また、シャフトのフレックス表記と実際のトルク、撓り具合はメーカーによって異なる場合があります。とあるメーカーではフレックスSという表記のシャフトでも柔らかさを感じる場合もありますし、フレックスRでも硬さを感じることがありますので、慎重に見極めることが大切です。
自分の使用しているドライバーのスペックの調べ方
ゴルフクラブ評価 navi というサイトがあります。こちらで、クラブの種類、メーカー、モデル名を入力することで、そのクラブのスペックを知ることが出来ます。標準装着のシャフトに限りますが、シャフトのトルクも知る事が出来ます。標準装着可能なカスタムシャフトであれば、そのカスタムシャフトのスペックは表示されます。ゴルフクラブを比較するには、とても便利なシステムです。
例えばタイトリスト915D3ドライバーであれば、ゴルフクラブ評価 navi ページ上部の検索フォーム部分に 915d3 と入力をして検索をします。検索結果に タイトリスト / 915D3 ドライバー が表示されますので、それをクリックします。
ページ左側にゴルフクラブの写真があり、写真の少し上にナビゲーションが配置されています。詳細、評価&レビュー、価格を見る、スペック、拡大画像、動画 とあります。 スペックをクリックします。
ページを少しスクロールすると標準装着可能なシャフトが一覧表示され、シャフトごとの重さ、トルク、調子などを知る事ができます。その他、ロフト、ライ角、長さも知る事が出来ます。
[kijinaikoukoku]
自分が今まで使ったことのあるドライバーを調べてみるのも良いでしょうし、打ちやすいと感じたドライバーを調べてみるというのも良いです。調べてみた結果、シャフトのトルクは総じて3.5から4くらいまで振りやすかったとか、トルク4.5前後が最も撓りを感じることが出来たという、自分の中でドライバー選びの指標を作っていくことが出来ます。
テーラーメイド M2ドライバーを調べる
テーラーメイド M2ドライバーは、M1よりも優しいということで人気が高まっているドライバーです。ゴルフクラブ評価 navi で検索をして調べてスペックを確認してみましょう。
- シャフト名:TM1-216
- フレックス:S、SR、R
フレックスS、SR、R 全てのクラブ重量が300グラム以下となっていることと、トルクの数字が大きいのでシャフトの捻じれも大きいでしょうが、撓りを感じやすいでしょう。シャフトの重量もフレックスS が 52グラムとなっており、SR、R は 50グラムを切っています。ということから、テーラーメイドM2ドライバーは多くのゴルファーに受け入れられる、平均的なシャフトになっているということが判ります。逆にハードヒッターと呼ばれるようなゴルファーには物足りなさを感じる可能性もあるということが言えます。シャフトの重量、トルクだけでは一概には決め付けることは出来ませんが、大まかな傾向を掴むことは出来ます。
この様にして、ドライバーの詳細を調べていくことができます。自分に合ったドライバーの傾向が見つかれば、今使っているドライバーよりも自分に合うドライバーを見つけることが出来るようになります。
グローレ Gドライバー( GLOIRE G )を調べる
ゴルフクラブ評価 navi の 検索フォームに グローレ G と入力をすると、グローレ Gドライバーが表示されます。スペックを見てみると、とても特徴的なドライバーとなっていることが判ります。
- シャフト:GL5000
- ライ角:60
- ヘッド体積:460
- クラブ長さ:45.75
シャフト重量はフレックスS、SR、R どれも300グラム以下という軽さになっているのですがバランスはD4、フレックスRのみD3.5となっていますトルクの数字も5以上となっています。
この情報からイメージできるのは、シャフトが長くて柔らかくて撓りやすい。そしてヘッドが重い、ハンマーバランスとなっており、ヘッドスピードアップに悩んでいるゴルファーの手助けをしてくれるようなドライバーであることが判ります。シャフトが長くてヘッドが重ければ強い慣性が働きますから、勢い良くボールにクラブヘッドをヒットさせることが出来るということです。故に飛距離アップが望めるということになります。
また、ライ角が60度と一般的なドライバーより少しアップライトとなっており、シャフトの長さと撓り具合でスライスすることを補正さようという工夫が取り入れられているということも窺えます。
というような事が判ってきます。グローレ シリーズは総じてシャフトが長くて、バランスがD4、D5となっているモデルが多いです。強い慣性で、強いエネルギーをボールに与える工夫を取り入れたドライバーであるということです。飛距離アップを目指すのであれば、長いシャフトと重いヘッドというのもキーワードになってくるということです。
難しいクラブを使うとカッコイイ
飛ぶドライバーと宣伝されていたから購入をしたという人もいらっしゃるかもしれませんが、その飛ぶドライバーが自分にとってオーバースペックなドライバーであれば、飛ぶどころか十分に扱うことが出来ずに、逆に飛距離を損してしまっている可能性もあるでしょう。
ハードスペックでオーバースペックなドライバーを使うことが、何故かカッコイイとかスゴイという印象を持たれるような風習があったりもしますが、そのような虚栄に近い考えが本当に飛距離アップにつながるのかは疑問です。単なる虚栄であるのならば無意味でしょうし、余計にドライバーショットを難しくしてしまう要因になってしまうこともあります。
ゴルフクラブの中でもドライバーというクラブは飛距離が出ますし、難しいクラブと言われていることはゴルファーならば理解していることです。ならば、難しさを感じさせない優しいドライバーでありながらも、飛距離が出るというドライバーを使用した方が今よりも良い結果を望める可能性が高くなってきます。
ドライバーを選ぶ時に最も大切なのは優しいドライバーを選ぶということでしょう。と言いましても、最近のドライバーは総じて優しいとされていますし、アスリート向けのドライバーであったとしても、とても打ちやすくなっています。