最近、進化したゴルフクラブを紹介されるときに、カップフェース採用と紹介されていることがあります。
さてさて、カップフェースとは何でしょうか?
カップフェースってそんなに良いの?
というようなことを追求していきます。
もともと、ゴルフクラブというのは、幾つかのパーツ、幾つかの素材から成り立っています。とくに最近は、カーボン素材を使用しているゴルフクラブも増えてきて、コンポジット(複数の素材を組み合わせた)系のゴルフクラブが増えています。
従来のモデル
フェースが板状の一枚の素材から成り立っています。ヘッドの素材と接合すると、接合部分に厚みが出てしまい、無駄に強度が増してしまい、インパクト時に撓み難くなります。結果的に反発力が得られずに、飛ばせないということになります。
従来モデルのフェース
- ヘッドとフェース面の接続部分に厚みが出る
- 接続部分に無駄に強度が増す
- 反発が得られない
カップフェースのドライバー
カップフェースというのは、文字通りカップのような形状となったフェースのことです。フェース面が平面な一枚の素材で作られているのではなく、ヘッドクラウン側、ソール側に向けて包み込むような形状となっています。
そうすることで、フェースの素材とヘッド素材を接合するポイントをズラして、フェースの反発力を維持させることができます。打点がズレても撓みやすくなるので、反発力を大きく落ちません。これが、カップフェースです。
カップフェースの場合
- ヘッドとフェース面の接続部分に厚みを出さない
- 接続部分がズレているので反発に影響しない
- 反発が得られる
- コストが高い
カップフェースのデメリット
カップフェースのデメリットは、コストが高くなるという点です。