2023/03/09更新
テーラーメイドのUSモデル D-TYPEドライバーは、テーラーメイドのスライスしないドライバーです。従来のモデルよりも捉まり重視のドローバイヤスが入ったドライバーです。スライスを減らして飛ばせるモデルとなっています。今でも人気があります。
テーラーメイド D-TYPE とは
テーラーメイドのD-TYPEというのは、ドローバイヤスが入った、ドローが打てるモデルという意味です。当初は日本国内では販売されておらず、USモデルのみ D-TYPEドライバーが発売されてました。最近は、日本国内でも販売されるようになりました。
SIMシリーズでは、SIM MAX D ドライバー、SIM2シリーズでは、SIM2 MAX D ドライバーとなりました。そして、ステルスシリーズでは、ステルス HD ドライバーとなり、ステルス2シリーズでは、ステルス2 HD ドライバーとなりました。HD とはハイドローの意味です。高弾道で捕まったボール、ドローボールが打てるという設計になってます。
D-TYPEのドライバーがドロー打ち用となるのであれば、従来のドライバーがフェード打ちというイメージとなります。もともと従来のドライバーというのはアスリート向けですし、捉まりを抑えられています。
- 従来のドライバー = フェード打ち
- D-TYPE ドライバー = ドロー打ち
D-TYPE購入の注意点
D-TYPEドライバーは、USモデルです。装着されるシャフトが、日本製のドライバーよりも重くて、硬い場合がありますので、シャフト選択に注意して下さい。中古を購入する場合は、リシャフトされてることもありますので、さらに要チェックです。
D-TYPEは、スライスを減らす
D-TYPEドライバーの最大の目的関数は、スライスさせない、スライスを減らすということです。スライスを減らして、直進性の高いボールを打つことで、飛距離アップを目指すことができます。右に曲がるスライスボールは、飛距離を落とします。スライスを減らすだけでも飛距離アップを望めます。アマチュアゴルファーは、スライスを減らすことができれば、約12ヤードから20ヤードくらいの飛距離アップができるという、テーラーメイドの研究データによって算出されています。
重心角(重心アングル)が大きい
M2D-TYPE、M4D-TYPEどちらもネック近くにウェイトが配置されており、重心角(重心アングル)が大きく入っており、ヘッドローテーションがしやすい構造となっています。重心距離は、短くないのですが、ウェイトの配置により、捉まりの良さを追求しています。
テーラーメイド ステルス2 HD ドライバー
2023年モデルのステルス2 HD ドライバーです。ドローバイアスが入っているものの捕まり過ぎない程度となってます。
さらに高弾道が打ちやすくなっており、まさしくハイドローが打てるドライバーです。
テーラーメイド ステルス2 HD ドライバー基本的なスペック
- ヘッド体積:460cc
- ロフト角:9度、10.5度
- ライ角:56~62
- バランス:D3
- 長さ:45.5インチ
- 装着シャフト:TENSEI RED TM50
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テーラーメイド ステルス HD ドライバー
2022年モデルのステルス HD ドライバーです。今までのD-TYPEドライバーよりも、更にドローバイアスが強くなったように感じます。HDとは、High Draw の略です。高いドロー、ハイドローが打てるという意味です。ヘッドが今まで以上に軽量化されてますし、フェース面の弾きも良くなっており、全体的にバランスの良いドライバーです。
ステルス HD ドライバー基本的なスペック
- ヘッド体積:460cc
- ロフト角:9度、10.5度
- ライ角:56~60
- バランス:D2
- 長さ:45.75インチ
- 装着シャフト:TENSEI BLUE TM50 (22)
テーラーメイド SIM2 MAX D ドライバー
2021年に発売された SIM2 MAX D ドライバーです。前作よりもドローバイアスが入っており、さらにボールが捕まりやすくなってます。また、かなり低スピンなボールが打てる設計となってます。ヘッド自体も軽くなっており、今まで以上に振りやすくなってます。
SIM2 MAX D ドライバー 基本的なスペック
- ヘッド体積:460cc
- ロフト角:9度、10.5度
- ライ角:56~60
- バランス:D2.5
- 長さ:45.75インチ
- 装着シャフト:TENSEI BLUE TM50 (21)
テーラーメイド SIM MAX D ドライバー USモデル
2020年モデルのドローバイヤスの入ったドライバーとなります。SIM MAX ドライバーの場合、D-TYPE ではなくて、アルファベット Dとだけ記載されるようになりました。 アルファベットのDが、ドローバイヤスが入ってるという意味になります。テーラーメイドの飛ばすためのテクノロジーの殆どが詰め込まれてます。また、SIMシリーズの中でもフェース面のボリュームが大きくなっており、打点がズレても強い反発で打てるエリアが広がってます。
SIM MAX D ドライバー 基本的なスペック
- ヘッド体積:460cc
- ロフト角:9度、10.5度、12度
- ライ角:56~60
- バランス:D3
- 長さ:45.75インチ
- 装着シャフト:ST Mamiya Helium 4 or 5
テーラーメイド M6 D-TYPE ドライバー USモデル
2019年モデルのD-TYPEドライバーです。M6 D-TYPEドライバーです。ドローバイヤスが入っており、今まで通り捉まりの良いヘッド構造となっています。ツイストフェース、進化したハンマーヘッド2.0、そしてスピードインジェクションを搭載して、飛び性能が高くなっています。
既に知られていることかと思いますが、テーラーメイドの2019年モデルのドライバーは、SLEルール不適合の高反発で製造して、後からフェース裏面にジェルを封入して反発係数を調整して、ルール適合にするという製造方法となっています。つまり、ルールギリギリの反発係数となっており、それだけで飛ばせます。
M6 D-TYPE ドライバーは、捉まるし、反発係数も高くて、飛び性能が高いドライバーです。
M6 D-TYPE ドライバー 基本的なスペック
- ヘッド体積:460cc
- ロフト角:9度、10.5度、12度
- ライ角:56~60
- バランス:D3
- 長さ:45.75インチ
- 装着シャフト:PROJECT X EVENFLOW MAX CARRY 45
M6 D-TYPE ドライバー
EVENFLOW MAX CARRY 45 シャフトスペック
フレックス | シャフト重さ | トルク | クラブ総重量 |
S | 53 | 5.6 | 304 |
R | 52 | 5.6 | 303 |
FUJIKURA ATMOS ORANGE 5 シャフトスペック
フレックス | シャフト重さ | トルク | クラブ総重量 |
S | 55 | 5.2 | 307 |
R | 54 | 5.2 | 306 |
M6 D-TYPE ドライバー 中古
M6 D-TYPE ドライバーの中古も流れてきました。コスト抑えたい人は中古がオススメです。装着されているシャフトが、色々とありますので、自分に合ったシャフトを選ぶようにしてください。
M6 D-TYPE と SIM MAX D 比較
M6 D-TYPE (US) | SIM MAX D (US) | |
M6 D-TYPE と SIM D を比較した場合、ソールに取り付けられたウェイトの形状と向きが少しことなります。M6 D-TYPE の場合は、空力をあまり考慮してませんでした。が、かなり重さのあるウェイトを取り付けており、超低重心となってます。SIM D の場合は、空力を考えており、ソールに取り付けられたウェイト(イナーシャジェネレーター)が、斜めになってます。これにより、ハーフウェイダウンからの空気抵抗を減らして、ヘッドを走らせることができるようです。
コスパ良く購入するのであれば、M6 D-TYPE の中古がオススメです。最新モデルが欲しいのであれば、SIM D ドライバーがオススメです。どちらも低スピンでボールが捕まってくれます。
テーラーメイド M2 D-TYPE ドライバー
D-TYPEというドローバイヤスを初めて取り入れたのが、M2ドライバーです。ヘッドクラウンにはカーボンを採用して、軽量で低重心なヘッドとなっており、併せてヘッドローテーションしやすい構造となっています。捉まえて飛ばすことができるM2ドライバーです。
M2 と M2 D-TYPE 比較
従来のM2ドライバーとM2 D-TYPE ドライバーを比較すると以下の通りとなります。ウェイトの位置があきらかに異なります。右側がM2 D-TYPE ドライバーですが、ウェイトがネック近くとなっており、ヘッドローテーションを向上させ、捉まりが良い構造となっています。
また、ソールには D-TYPE という文字が描かれています。
M2ドライバー(JP) | M2 D-TYPE(US) | |
TM1-217装着 M2 D-TYPE ドライバー
日本製M2ドライバーのシャフトを装着した M2 D-TYPE ドライバーです。USモデルに装着されているシャフトは硬くて重いので日本製のシャフトにリシャフトされていることもあります。TM1-217 というシャフトが、日本製のM2ドライバーに装着されていたシャフトです。TM1-217が装着されている、M2 D-TYPE ドライバーは軽くて振りやすいので、オススメです。
M2 D-TYPE ドライバー 中古購入
シャフトスペック、フレックス、ロフト角に注意して下さい。
テーラーメイド M4 D-TYPE ドライバー
D-TYPEドライバーの第二弾となる、M4D-TYPEドライバーです。ソールのヒール近くには、約41グラムのウェイトが取り付けられており、ネックを軸としたヘッドローテーションがしやすい構造となっています。インパクトでフェースが開くのではなく、フェースが自然と閉じる挙動をしますので、捉まりが良くなっています。
M4 と M4 D-TYPE 比較
従来のM4ドライバーとM4 D-TYPE ドライバーを比較すると以下の通りとなります。右側がM4 D-TYPE ドライバーです。丸い小さなウェイトが取り付けられている周辺のプレートがウェイトとなっており約41グラムがあります。強烈な重さでヘッドローテーション向上を目指しているドライバーです。
M4ドライバー(JP) | M4 D-TYPE(US) | |
M4 D-TYPE ドライバー 中古購入
シャフトスペック、フレックス、ロフト角に注意して下さい。
M2 D-TYPE と M4 D-TYPE M6 D-TYPE 、SIM MAX D 比較
テーラーメイドのD-TYPEドライバーも、M2、M4、M6と3モデルとなりました。
それぞれの特長を比較してみました。
– | M2 D-TYPE | M4 D-TYPE | M6 D-TYPE | SIM MAX D |
捉まり | 捉まりが良い | 捉まりが良い | 捉まりが良い | 捉まりが良い |
スピン量 | 低スピン | 低スピン | かなり低スピン | 超低スピン |
ギア効果 | 従来通りのギア効果 | ツイストフェースで 最適化されたギア効果 |
ツイストフェースで 最適化されたギア効果 |
ツイストフェースと低スピンで曲がり難くい |
弾き感 | M2専用の スピードポケット搭載 |
ハンマーヘッド搭載で最大反発力 | ハンマーヘッド搭載で最大反発力 スピードインジェクションで反発力が高い |
ハンマーヘッド搭載で最大反発力 スピードインジェクションで反発力が高い |
※横スクロールで見れます
どれも従来モデルよりは、ボールが捕まりやすくなってます。そして、新しいモデルほど低重心で低スピンとなってます。スピン量が少なくて、ミスヒットしても曲り幅が減らせます。これは、ツイストフェースの影響もあるかと思います。