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低スピンのドライバー

2021/10/15 記事修正

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基本は低重心

昨今、低スピンのボールを打つことが出来るドライバーが増えてきました。今まではボールにバックスピンを与えて、それを揚力としてボールを上げるという弾道を打つというドライバーが多かったように感じます。

ボールに強烈なバックスピンを与えて2段ロケット、3段ロケットのような弾道というのは過去の話となりました。昨今は逆の発想でスピン量を減らして、飛距離のロスを軽減させるという考えが定着してきました。低スピンのボールを打つことが出来るドライバーの特徴を調べてみましょう。

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低重心ということは、重心が低いということになります。重心が低くなるとどのような影響を及ぼすかと言いますと、スイートスポット(重心点)より上部の有効打点が広くなります。有効打点が広いということは、スイートスポット(重心点)よりも上で打つことができれば、スピン量を抑えたボールとなります。

併せて、スイートスポット(重心点)より上部の有効打点を広くするためにはディープフェースが適しています。ディープフェースのドライバーはフェースに厚み(高さがある)がありますので、有効打点を広く確保することが出来ます。

ディープフェースはシャローフェースなドライバーに比べると重心は高くなります。ですが、ディープフェースでありながら、出来る限り重心を低くしようという設計になってきています。その方法はヘッドのクラウン部分をカーボンファイバーにするというような方法も取り入れられるようになってきました。

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低重心と併せて浅重心

浅重心は言葉の通り、重心深度が浅いということになります。別の言い方をしますとフェース面寄りに重心があるということです。重心がフェース面の近い位置あることで、ヘッドの挙動を抑えることが出来るという考え方です。つまり、ギア効果を抑える効果があるということになります。

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浅重心

浅重心ということは重心深度が浅いということです。フェース面寄りに重心が置かれていることになります。フェース面寄りに重心が置かれることから、前重心と呼ばれることもあります。

浅重心の見分け方

浅重心のドライバーの見分け方としては、ウェイトの位置がフェース面近くに配置されているようなドライバーは、浅重心です。

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ディープフェース

低スピンなボールを打つことが出来るドライバーの大半はディープフェースとなっています。重複しますがディープフェースの場合はスイートスポット(重心点)より上部の有効打点が広くなっています。スイートスポット(重心点)より上部の有効打点でボールを打つことでスピン量を軽減させることが出来ます。

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浅重心のギア効果

ヘッドは重心を軸に回転をします。併せてスイートスポット(重心点)より上部でボールを打つとヘッドは上を向こうとする動きになります。下の図で言いますとヘッドは反時計周りに回転をしようとする挙動が発生します。反作用によりボールは時計回りの回転が発生し、これはバックスピンの回転とは逆回転になります。故にスピン量を抑えることが出来ます。更には浅重心のヘッドは重心を軸として回転する量が少ないということも低スピンにつながっている理由です。

注意しなければいけない事としては、浅重心のギア効果はシャフトが柔らかくてヘッドが上を向きやすい様な場合は、また異なる効果が発生することがありますので、ヘッドが浅重心だというだけで絶対に低スピンのボールが打てるとは、一概には決め付けられないということもあります。ただ、スピン量を軽減させることは可能でしょう。ハードヒッターなゴルファーには、ディープフェースが向いているというのは、上述したようにギア効果により低スピンなボールを打ちやすいからです。

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低スピン ドライバーまとめ

低スピンのボールを打つことが出来るドライバーは総じて、低重心・浅重心であるということが言えます。最近のドライバーは低重心・浅重心が主流になってきているというのは、上述した低スピンのボールを打てるからであり、低スピンなボールを打つことが飛距離アップにつながるという考えが浸透してきているということが伺えます。

低スピンドライバーはボールが上がり難いこともある

ですが、スピン量が少なすぎてボールが上がりきらなくて直ぐにボールが落下してしまうという、ドロップ・ボールが発生することも否めません。ならば、最初からボールを上に向けて飛ばそうということで、ロフトアップが推奨されています。低スピンであるが故にボールが上がり難いということを理解しながら、適切なロフトを選ぶことが賢明です。

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